昨日10月2日の時点で情報はなかったのですが、今朝日本将棋連盟公式サイトを確認したところ、今週10月6日(金)に藤井四段が「朝日杯将棋オープン戦」で対局することがわかりました。
今週藤井四段が棋戦に参加しないのはテスト期間中かもしれないから、という私の勝手な推測は間違っていたようです。
対局相手は宮本広志五段(31歳)です。
藤井四段と宮本五段とは過去に対戦したことがあります。6月7日に上州YAMADAチャレンジ杯の2回戦で対戦し藤井四段が勝っています。
少し話がそれますが、上州YAMADAチャレンジ杯というのは、五段以下でかつプロ入り15年以下の棋士とアマチュアから選抜された1名で戦うトーナメント戦です。
今年2017年の上州YAMADAチャレンジ杯はすでに終了しており、藤井四段は2回戦で宮本四段を破った後、3回戦(準々決勝にあたります)で三枚堂四段(24歳)に敗れています。優勝はこの三枚堂四段でした。あと一歩のところでしたね。
【朝日杯将棋オープン戦とはどんな棋戦か】
さて、この朝日杯オープン戦とはどんな棋戦なのでしょうか?
プロ全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人が参加する一般棋戦です。
一次予選から本戦まで全てがトーナメントで、決勝も1番勝負という一発勝負戦です。
一次予選は一組9名あるいは10名からなる16組に別れて対戦し、二次予選には各組で優勝した16名と二次予選から参加するシード者16名の合計32名が参加します。
一次予選を勝ち抜くまでには、段位によって対局数は変わりますが、4~5戦対局する必要があります。
二次予選は一組4名が8組に別れてトーナメントを行いやはり各組の優勝者8名と本戦から参加するシード者8名の合計16名が決勝に進みます。
二次予選で優勝するためには4回対戦しなければいけません。
本戦は16名でのトーナメントなので、優勝するためには4回勝ち抜かないといけません。
つまり、すべてトーナメントなので、一次予選から優勝するまでには12~13連勝する必要があるということですね。どの棋戦も厳しいですね。
優勝賞金は750万円です。
オープン戦なので、アマチュアも女流棋士も参加することが可能ですが、誰でも参加できるわけではありません。
アマチュアの参加条件は、
1.朝日アマ名人
2.朝日アマ名人戦全国大会ベスト8進出者
3.学生名人
の計10名です。
女流棋士の参加条件は
1.主催者推薦3名
です。
【藤井四段の朝日杯将棋オープン戦の戦績は?】
では、藤井四段の朝日杯将棋オープン戦の戦績はどうなんでしょうか。
藤井四段は第12組での参戦です。1回戦はアマチュアの藤岡さんと対戦し勝利。2回戦は大石六段と対戦し勝利。3回戦は竹内四段と対戦し勝利しています。
そして今度の10月6日の宮本五段との対戦が第12組での決勝戦です。
あと1勝すれば二次予選に進出決定ということです。頑張れ!
当日の模様は、日本将棋連盟の公式アプリをスマホにインストールすれば見られますよ。
https://www.shogi.or.jp/mobile/