藤井四段、11月23日に銀河戦、Hブロックには久保利明銀河も

広告

藤井聡太四段は11月21日の週は
■11月21日(火)/王座戦一次予選
■11月23日(木)/銀河戦本戦トーナメント
■11月24日(金)/王位戦予選
と忙しい一週間です。

今回は11月23日に予定されている銀河戦について調べてみました。

【今年の銀河戦を簡単に説明】

銀河戦とは、「囲碁・将棋チャンネル」が主催する一般戦です。一般戦とはタイトル戦以外の公式戦です。

銀河戦は全棋士と女流棋士2名、アマチュア2名を8ブロックに分けてパラマス式トーナメントを行います。

パラマス式トーナメントとは、通常のトーナメントとは異なり、まず最初に1回戦で2名が対戦し、勝った棋士は次に待ち受けている棋士と2回戦を対戦します。そしてそこで勝利するとまた次に待ち受けている棋士と3回戦で対戦します。

というように2回戦、3回戦、4回戦で対戦する相手がはじめから決まっているトーナメントです。日本語では勝ち残り式トーナメントといいます。

なので、2回戦で待ち受けている棋士より3回戦で待ち受けている棋士の方が強く、3回戦で待ち受けている棋士より4回戦で待ち受けている棋士の方が強いということになります。

なんだかロールプレイングゲームで敵に勝つと更に強い敵が現れるようなものですね。

各ブロックで最後に待ち受けている棋士は昨年の銀河、そして名人、竜王など、強者がそれぞれのブロックに分かれているということです。

そして、各ブロックの勝ち残り各1名と各ブロックの最多勝ち抜き者各1名、計16名で決勝トーナメントを行います。

竜王戦や名人戦のようなタイトル戦の場合は挑戦者決定戦で勝った棋士がタイトル保持者と番勝負を行うのですが、この銀河戦は昨年度の優勝者である「銀河」保持者も本戦トーナメントから参加します。

なので本戦トーナメントで敗れてしまえば決勝トーナメントに残れないという事になりますし、本戦トーナメントに残って決勝トーナメントに進出できたとしても、銀河に就くためには決勝トーナメントで4局対局しないといけないので、昨年銀河だったとしても何ら特典がありません。

【藤井聡太四段のHブロックには久保利明銀河が待ち受けている】

さて、今年の第26期銀河戦ですが、藤井聡太四段は本戦トーナメントのHブロックで参加します。本戦は先ほどお話ししたパラマス式トーナメントです。

藤井四段はまだ四段なので1回戦から参戦しました。10月26日に行われた1回戦では藤倉勇樹五段に勝ちました。

しかし本戦のHブロックで勝ち残るには、11回勝ち続けなければいけません。

そして、このHブロックの11回戦目に控えているのが現在の久保利明銀河なのです!

さらに、その前の10回戦では、過去に竜王、名人などの5つのタイトルをもっており、この銀河戦は3度の優勝経験がある佐藤康光九段が控えています!

【まずは11月23日の2回戦】

ということで厳しい戦いになることは間違いないのですが、まずは次の2回戦に勝たなければいけません。

2回戦の相手は上村亘(かみむらわたる)四段(30歳)です。

上村四段は2012年10月に四段になって依頼5年が経過しています。

四段になってから5年経過して現在も四段ということは、過去の戦績がそんなに優れているわけではありません。

藤井四段と上村四段とは今の脂の乗り方が違います。初対戦ですが、私の勝手な予想では藤井四段が断然有利です。

主催者でもある「囲碁・将棋チャンネル」ではこの模様を放送予定です。

「囲碁・将棋チャンネル」はスカパーで視聴できます

 

<トップページに戻る>

 

広告